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翌朝霙さえ降る悪天候の中、湖畔に佇む『乙女の像』へ。バスが乗りつけた提携お土産店の店内を通り抜けて湖畔にでて、波打ち際を進む。かなりの距離があって、この寒さの中、なかなかの苦行となっ
た。遊歩道の行き着いた広場に、かの智恵子抄で有名な高村光太郎作『乙女の像』は端正な表情をたたえつつも、かなりたくましい体つきの乙女の裸像が2体、左の手のひらを重ね合わせて、迎いあっている。水に映った姿を現しているとのこと。どちらが、本身でどちらが水面なのか。と想いながら、ガイドさんの説明に耳を傾ける。その設立理由を聞いて少しビックリ。と言うのも、その像の佇まいからして、そこにあるのはロマンチックな謂われがあるに違いないとの思いに反して、「十和田湖国立公園設立に始まる、十和田開発の三功労者と言われる、県知事・村長ともう一人・歌人大町桂月らの功績を讃えるために、昭和28年10月、国立公園指定15周年を記念して顕彰碑『乙女の像』として湖畔の休屋に建てられたものとのこと。ただ光太郎が智恵子さんの『東京には空がない』との嘆きを汲んで、阿多多羅山の空・古里の空に近いこの地に、かくあるべしとの智恵子像を創ったと言うことだろう。その表情は智恵子さんを、その身体は地元の健康そのものの乙女をモデルにしたと伝えられている。・・吹きさらしの中、お土産店に飛んで帰り、ストーブにかじりつくやら、熱いお茶をいただくやらで、やっと人心地がついた。
さて、大町桂月のこと。恥ずかしながら桂月を真剣に知ったのは、県人会総会のたびに戴く古里の銘酒が『桂月』・土佐酒造で、澤田社長が日本一小さな美術館と自負する大町桂月館を主宰されていると教えられたのが最初。むしろ与謝野晶子との「君死にたもうこと勿れ」の詩に対して、反戦歌ととらえたことから、皇国の国民として陛下に不敬ではないかと猛烈な批判が沸き起こり、特に大町桂月は「晶子は乱臣なり、賊子なり、国家の刑罰を加えるべき罪人である」と糾弾したことから、国士詩人ぐらいの認識しか持っていなかった。
ールで準優勝の腕前とか。開口一番、今年は一週間後の、弘前&金木での大会で優勝を狙い今猛練習の最中とのこと。確かに、彼は雰囲気を持っていて、スター性も兼ね備えているように感じる。もしかして、化けるんじゃないかとの期待さえ感じさせる。実際、その演奏振りは、今流行の軽い感じの三味線ではなく、一本筋の通ったしっかりした技術をベースにしながらも、興が乗ればどこまでもアドリブを利かせて行く。「まるでJAZZやな」が正直な感想です。津軽あいや節・・に始まり、津軽じょんがら節でフィナーレとなったステージが終わると、何組もの人が感激の握手を求めて、列をつくる。思わず、カーチャンと並んじゃった。実際こんな風に気持ちを表すことなんて初めてじゃないだろうか。やはり、琴線に響くものが大きかったと言うことだろう。あつかましく記念写真もパチリ。津軽三味線もいいもんだね。・・・インターネットは便利だねー。この稿を書くにあったって、津軽三味線・十和田湖畔・緑水閣で検索すると、たちまちにかの津軽三味線イケメン君のブログに行き当たった。曰く『コウヘイのじょっぱりマイ・ソウル』。渋谷公平君・青森県黒石市出身27歳。一週間後のコンクールは其々、「第27回津軽三味線全国大会(弘前市)』と『第20回津軽三味線全日本金木大会』で、その後、どちらの大会でもA級一回戦にて敗退したことが判明。まあそんなときもあるさ。しかし相当な悔しがりよう。彼はキット一流に成ると見ました。 http//star.ap.teacup.com/applet/doitomasa/20080505/archive参照
中尊寺の結構を拝観しての最大の感想は、日本が黄金の国ジパングといわれた所以を実感したの一言に尽きましょう。藤原三代その後の武田黄金埋蔵金伝説にいたるまで、この国の金産出はもっぱら砂金によるものであったとか。それにしてもこの時代、かくも多量の金が採取できたことに驚く。その金を独占していた統治者と庶民との今で言う格差を想ってみると、今のご時世も捨てたものでもないことに気が付く。確か伊達の殿様もこの財力をもって徳川幕府に執って変わるべく、その統治体制を、時の幕府とまったく同じ組織に組んでいて、幕府しか使わぬ奉行職名を使っていたとか。・・そんな日本のエルドラドを後にして目指すは十和田湖湖畔。当初の計画では、この途中に北上展勝地の桜を訪ねる予定が、緑青々との情報を得て、急遽変更して、小金井牧場の一本桜に立ち寄る。NHKの朝ドラ『どんど晴れ』で有名になった一本桜。折から天気一変して吹き降りの中、凛々しく屹立するその姿は思
わず「オー」との喚声を上げずにはいられない。これが晴天の下であったならとの贅沢な望みはあるものの、今が盛りの姿に出会えたことの喜びをかみ締めさせる迫力に脱帽。同じ牧場内にある「七つ田の弘法櫻」(樹齢800年・天然記念物・雫石町)も捨てがたい風情を醸し出している。この小金井の名前の由来も薀蓄あるものながら、土佐で言えば、岩崎弥太郎の息子が開拓に関わり、この名の小林・井上・岩崎との命名の一つであることぐらいは書いておかないと。・・東北道に戻り、岩手山(南部富士)・八幡平を左に見て、発荷峠から十和田湖を見下ろすころには、はや夕闇が迫っていた。・・本日走行 320K越え。
東京出張にかこつけてのもう一つの楽しみは、在京の3人の息子達と、出来るだけ出会うようにこころがけていることかな。前回は長男を呼び出して、会社近くの銀座・ライオンで昼食をともにした。今回は次男の嫁が孫一人を連れて遊んでくれることになった。新浦安へ行くよりも、有楽町・イトシアで落ち合って銀ブラでもとの予定。しかし銀座は人波でごったがえしている様子。そこで静かな日比谷公園に行こうということに。日本で最初の西洋式公園の名に恥じない風格ある公園も、実は初めて足を踏み入れる。バギーから降りた孫(2.5才男児)、どうやら覚えてくれていたらしく、この正月いらいの挨拶を頬ずりして交わす。飛び跳ねるように走り回る孫を追いかけtる公園はカラスと野良猫の多さに驚かされる。それとホームレスらしきおじさん達も、大阪よりも余程こざっぱりしているのは何故か。日比谷花壇を覗き、かの帝国ホテルを右に見て、有楽町インズ2階の「魚の旬」で楽しく夕食を囲むうちに、はや
最終ひかり8:03の時間となってしまう。3割引きのジパング出張となれば、少々時間が早いのも仕方がないか。総武線改札前で、お別れのチュウのプレゼントと、千切れんばかりに手を振る孫に心を残しながら、新幹線ホームへと急いだ。
このツアーの魅力は今日の中尊寺・金色堂拝観でした。しかし後になって、東北ツアーの殆どに金色堂拝観が組まれていて、この後もツアーを利用する場合、何度もお参りすることになりそう。仙台の町には昭和41年11月20日全日本吹奏楽コンクール仙台大会に出場した時、青葉城を皆で巡ったことを覚えている。あれ、これも東北経験の一つにカウントしなくては。しかも就職一年目の秋だよね。つくづく喇叭が好きで頑張っていたんだ。勿論弘子ちゃんと一緒だよ。仙台の宿舎で二人っきりでいると、隣室から余計な心配をする声が聞こえてくる。「二人だけにしたらあかんがな。子が出来たらどないすんねん。」丸っきりの明石弁の主は高雄弘文君。一年後輩でのちには明石駅前・酒道場を引き継ぎ、OB吹奏楽団の世話を焼いてくれた好漢でパートはチューバ。名手であったが先年さっさと逝ってしまった。明石名物・玉子焼きの宣伝普及に多大なる貢献をしたことが忘れられない。夏休みの合宿で彼が苦手の英語を何故か教えたことも忘れられない思い出だ。この時は自由曲「カレリア」で結果は第2位。これが我々の全日本吹奏楽コンクール出場の最後となった。・・さすが中尊寺・金色堂拝観のため参道を埋め尽くす人波金色堂の前での記念写真屋も大忙しの態。永年の憧れであった金堂が間近に見えてくる。中尊寺は天台宗東北大本山。ご本尊は阿弥陀如来さま。山号を関山といい、慈覚大師を開山(開基850年)とします。12世紀のはじめ、奥州藤原氏の初代清衡公が多宝塔や二階大堂など多くの堂塔を造営。その趣旨は前九年・後三年という長い戦乱で亡くなった人の霊をなぐさめ、仏国土を建設するものであったとか。
14世紀に惜しくも堂塔は消失しましたが、今なお金色堂をはじめ3000余点の国宝や重要文化財が伝わっている。そのなかでも(国宝)金色堂は天治元年(1124)の造営で、中尊寺創建当初の唯一の遺構です。皆金色の阿弥陀堂は荘厳の限りが尽くされ、まさに極楽浄土を現世にあらわしています。ご本尊は阿弥陀如来。その前に観音菩薩、勢至菩薩、左右に三体づつの六地蔵、最前列には持国天と増長天が仏界を守護しています。仏壇(須弥壇)・四本の巻柱、長押は螺鈿細工・蒔絵の粋が施されています。夜光貝(螺鈿)・紫檀・アフリカ象の象牙などの材料は、当時の交易の広さを物語ります。中央の須弥壇の中に初代清衡公のご遺体と泰衡公の首級が納められています。・・続
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永遠の自営業者で好奇心の塊。
自他ともに許す体育会系ミュージシャン(SoccerとTronbone)