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                                                               第228回昭和39年6月21日(日)
                                                               場所明石デパート4階中集会室
                                                               クラッシックステレオコンサート


                                                                 ホタルを素手でとらえた腕白は
                                                               テのひらを 汗ばむくらいにぎりしめ
                                                                 時々、指のスキマから
                                                                       光るお尻をのぞいて
                                                                  ホッと安心のため息をつく
                                                                   幸福(しあわせ)が手のひらに
                                                                           幾度も幾度も確かめる
                                                                   逃がさないように!!
                                                                              にぎりつぶさないように!!
                            (手中のホタルは光がうすれて見えるもの、君の手は、暗闇ではないのだから)

*このはがきでさんようクラッシックステレオコンサートのアーカイブは終了です。たぶん昭和25年5月ころから昭和42年11月17日の親父の誕生日まで、17年間途絶えりことなく、248回を数える開催は、商売気だけではやれるもんではない。たぶん自分も音楽が好きで、始めればとことんやり通す親父の生きざまも影響しての超ロングランでありました。このコンサートに影響されたと後日おおくの人に感謝されたこと度々。そしてなによりわれわれ兄妹が音楽に興味を持つにいたる最大貢献をしてくれました。
このころには私はサッカー一色、弘子ちゃんとのデート一色の日々となり、あまりコンサートに寄り付かなくなっておりました。・・この一文は親父が書いたもののようです。
いまさらコンサートに協力していただいた今は亡き佐山敏夫先生・讃井毅先生・加古川の奥田楽器店専務様がたに心から感謝もうしあげます。・・ようやったもんぜよ。














 

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                                                       第218 回ステレオクラッシックコンサート                                                                                      昭和38年4月19日(金)PM6:30
                          場所  さんよう喫茶

                            雪柳こそ花の花 
 
                        忘れ去った筈の於面影を  
                             我知らず 
                 よく似たる人の面に求めている自分に気づいた時・・・
                          桜は眩しい限りです 
                   其のホロ苦い味・・・闇に頷く黄水仙の微笑 (1963.4.14)

*このハガキは弘子ちゃんが大事に?持っていたもので、消印が昭和38年4月17日。1月にプラターズに誘ってからかなり時間が経っています。その上コンサートまでギリギリの投函となっているところを見ると、ただ切っ掛けがほしいばかりに案内状をだした訳だ。おまけにハガキ表の下に「おひまがありましたら、おいで下さい」との走り書き、さらに「4月15日のロンドンシンフォニーオーケストラのお話でも致しましょう」とぬけぬけと書いております。確かにピエールモントー指揮のロンドン交響楽団を大阪・フェスチバルホールで聴いたおぼえがあります。ブラームスの交響曲一番だった。けれどさて語りましょうと言えるほどの蘊蓄があったかどうか。まあキザな時代でありました。大学一年は、サッカー部に入ってまず身体作りに追われていた。このころ、2年進級まもなくで、どうやら少し余裕がでてきたせいか、彼女が欲しいという気持ちがかなり昂ぶってきたんだ。一方弘子ちゃんは、川崎製鉄本社に勤めだした頃で、まだデートに応じる余裕はなかったろうに。さて、この時弘子ちゃんはコンサートに来たんだっけ。      

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                  第217回 時 昭和38年3月15日(金)PM6:30
                               所  さんよう喫茶

                  波間に揺らめく極楽丸の燈明  儚いものです
                    潮に乗って 唯唯 あてどもない船出
                   風の悪戯で船首が岸へ向くのを見てさえ
                   佛が別れを告げていると涙ぐむのも人情 
                   三月の海の底のある冷たさに戸惑って
                   『厳しさは静かなものです。』と呟いた。
                     諦念は素直な心を生むのです。  
                          (1963.3.8)   
*祖父源市の満中陰を迎えて、松江の海岸に深夜、極楽丸を流しに出掛けた。船の中央に設えた灯篭に火を灯し、極楽へ行くんだよと声をかけながら、舳先を沖に向けて押し出す。三月の底冷えするなか、波に揺られて
なかなか沖へ向かおうとしない。横浪を受けて舳先が岸を向く。名残を惜しんでいるんだとの声が囁かれる。
それでも次第に引き潮に乗ったのか遠ざかる。肉親の死を初めて経験する身には、ただ押し黙って波間に揺らめく灯を見つめることしか出来なかった。惜別の意味を身にしみて感じる。白い息も、波の寄せる音も、砂を踏みしめる音さえも、すべてが静寂をむしろ際立たせる。一瞬風が強まったかと感じた瞬間、極楽丸の灯篭の火がかき消された。だれかがさあ帰ろうと声を上げる。それぞれが海に向かって手を合わせて、想いを振り切るように踵を返した。               
                                         

                                               

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               第216回さんようクラッシックステレオコンサート
               昭和38年2月17日(日)明石デパート4階中集会所

         雪の結晶、清純、純白、EINZAMのみっちゃん、積るかな、息の白さ、
         身体のぬくみ、冬、冷やかなまなざし、凍った心、やさしさ・・・忘れた?
         憎悪、悶、苦・・・死、惜別、最後の一言、”ありがとう”(1963.3.8)

*この年、2月3日に同居していた母方の祖父・源市が死去。75歳だった。明石・西新町で源床なる理容店というより、散髪屋を営んでいた祖父であります。祖母おしげと二人での散髪屋は、源ちゃんの髭剃りが評判で、源ちゃんがあたると3日は髭がのびてこないとか。まさかとおもうが、丁寧に逆剃りをいれていく仕事ぶりから、そう云われたものか。母が床屋の後を継がず西新町スキャンダルなる経緯があって、戦後は知り合いの床屋での賃仕事で暮らしていたが、胸を病んで、数年市民病院のお世話になっていたところ、急に病状悪化しての最後となりました。私にとって、肉親との最初の分かれ。ひごろ口数の少ない爺さんだったが、お酒とバッテラが好きで、よく駅前の銀たんぽで買ってきては、ふるまってくれたものでした。その爺さんと突然おとずれたお別れが余程応えたものか、あるいはもっといろいろ話を聞いておくべきだったとの思いか。もともとは、本質はこのようにセンチメンタルジャーニーなもんで、今日も仕事上で少々ごたついたりすると、弱気の虫があたまをもたげる。しかしそこは、尽力してくれた方々の志を無にするわけにいかず、勇を鼓して正々突破を試みるのみ。
明日は長男倫伸(トモノブ)が一晩だけ帰ってくることだし。 
 

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              昭和37年12月16日(金) PM6:30
              場所 明石デパート 4階 中集会室 

    人は皆、ナルシスの権化なのだ その頂上がキリストさまだ
    子供が暗闇を恐れて 「神ちゃま」と心の中で祈るのにくらべれば
    俺たちが信じているイエスは、各々自身の顔をしたイエスさまなのだ
    クリスマスは 楽しむばかりのものではない
    自分を 少しは 心貧しいものに思って 静かに省みる時なのだ

    第九「合唱」を聴き 憂いを想う人よ 集え 
                                (1962.12.9)

*この頃になると、かなり落ち着いてきております。サッカーのシーズンも終わり、明石高校OB吹奏楽団も北海道・室蘭の富士鉄体育館で行われた、第10回全日本吹奏楽コンクール一般の部で優勝を飾っている。小林主将の温情で、シーズン中に関わらず、一試合を抜けての全国コンクール出場を許された。このとき一般の部とはいいながら、現役混成が許されていて、弟啓三が明石高校2年でいたことから兄弟出演となりました。もちろん弘子ちゃんは3年で一緒に、大阪発・夜行列車日本海でガタゴト揺られてまいりました。青函連絡船の大きさに歓声をあげたりして。
忘れられない思いでの一つに、無事優勝を飾り、その夜は登別温泉に一泊となりました。ささやかな祝勝会を終えて、各人入浴タイムというわけで、それもおそがけに、私と、山下健三郎、松尾泰三の3人で入浴にでかけた。するとどうも、お風呂は入口は違えど混浴らしいと泰三が言い出した。もちろん我々は歓迎なんだけど、女性軍にそのことを気づかせては面白くないとか、勢いだけで言い募り、泰三が脱衣所にある私と健三郎の下着類を隠して出ていってしまった。半分は好奇心、半分は成り行きでお風呂の一番奥まった湯船に身を浸していると、ワイワイとOG・現役の女性達の声が聞こえてきた。
と思う間もなく、ドヤドヤと浴場に入ってくる足音が聞こえた。ご存じのように登別といえば大きなお風呂が有名で、その当時もかなり大きなおふろでしたが、そうなってさすがにこれはマズイと気が附いたが、いまさら出るに出られず、浴槽にドップリ体を沈めているしかありゃしない。そのうち、2年上の福島弘子嬢が、桶を探しにわれわれのいる湯船の付近まで来たから堪らない。それも彼女は近視で、お風呂に入るべくメガネは架けていない状態で、思いっきり近くに来るまで、気が付かなかったらしい。
浴場に響き渡る悲鳴とともに、女性群は飛び出しっていった。われわれも急いで浴衣をさがすのに、泰三が隠した場所が分からない。そのうえ全身ゆでだこだ。・・津野たちならやりかねないという顔、おれもやりたかったという顔など、とくに女性軍からはなんてことをするのとの声もあったが、一番怒られるだろうと思っていたチューさん(有永先生)からは、なんの御咎めもなっかった。きっと臥薪嘗胆ボーイを大目にみてくれたというわけにちがいない。

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