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 神戸商大7回生内橋克人氏はその独自な切り口で経済を評論その矛先は、経済が及ぼす社会の矛盾への追及にまで及ぶ。
常に何かに向かって怒りをぶつけるかのようだと言われる。称して怒りの経済学。
氏によれば、その原点はまさに1945年3月17日と6月5日の2度にわたる神戸大空襲に遭ったたことだと言う。
盲腸で入院していた3月、母親のように接してくれていた女性が命を奪われた。
防空壕でいつもなら自分がいた一番奥に彼女が座り、そこに焼夷弾が直撃した。自らを責めた。
6月の空襲直後、燃え盛る街を駆け抜けた。塀の下に爆風で吹き寄せられた黒焦げの死体が連なっているのを見た。その中には赤ん坊もいた。妙法寺川の国鉄高架下のよどみには、夥しい死体が浮き沈みしていた。
炎に追われ、川に飛び込んだ人々の断末魔だ。
そのとき氏は「この所業が許されていいのか、力のある者と、無力な者と、世の中には、その2つしかない」。さて己はどちらによって立つのか迫られた。かくしてこれが氏の原点となった。
今ここで氏のその後の軌跡活躍をなぞるつもりは無い。
この悪魔の仕業としか思えない焼夷弾。それは日本の木造家屋を如何に効率よく焼き尽くし、同時にいかに効率よく人々を殺すために開発された兵器であり、自分自身がその標的となった事実。
それと同じことが今の時代にも行われていて、「時代の一番苛烈な風は社会的弱者に向かう。いつも被害が集中する。それは、あってはならないこと」との怒りが氏を駆り立てている。
それはまるで何かを償おうとするかのように。



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