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RON CARTER を知らしめるキッカケはやはりSUNTORY のコマーシャル出演でしょう。私も同様、あの一連のコマーシャルに登場したRONは、それまでのベーシストのイメージを覆す新鮮なものでしたね。
いままでの地味なベースが俄然主役を演じて驚かされました。そんなイメージのママ今回のコンサートを聴いた結果は、ずいぶん違って感じられた。確かモダンベースの開祖スコット・ラファロの影響を多大に受けているとされるRONの今の演奏と、YOUTUBEで探し出したビル・エバンス・トリオでのラファロの演奏を聴き比べてみると、はっきりとRONの目指す方向が、言われているのとは違うことに気づく。
 ラファロのあのゴリゴリが無い。評論家の言うRONの音程の悪さも一部感じながらも、むしろ底から包み込むようなBASEの響きが心地よかった。そして常に歌っている進行ライン。
組んだ相手がG山口武であったことの影響も大きいのかも知れない。まあこんなに達者なGが日本にも居たもんだ。テクの限りをつくした超絶技巧の持ち主ではないかな。つぎから次と、休みなく華麗、多彩なメロディーと変幻自在なリズムを紡ぎ出す。(私的には、どうもGの忙しさが気になる。じっくり聴かせてほしいが、その間も与えてくれない。名人上手ではあるがハートに響かない。)そんなGの相手にふさわしいポジション取りをしているのでしょう。MY FUNNYからはじまって全12曲とアンコールのサテンドールまで、RONはまるで哲人の如き佇まいで、ほとんど瞑目してでの演奏に終始。SAKURA,RINGO・OIWAKEと山口武編曲の2曲、およびボサノバ調の曲では、うっすら笑みを漏らす。それもアドリブが思うように決まった時に。
メンバー紹介でも聴衆に目を向けたりはしない。改めてBASEを抱きよせ、まるで祈るがごとく、寄り添うことで挨拶とする。そんな姿は好きだな。
 RON の技量レベルについてとやかくの批評はあるが、そんなものは今この場の生の音に浸っている私にはまったくどうでも良くて、写真のごとく2メートルと離れていない場所で、まるで独り占め状態でひたすら聴き入ることの幸せって解りますか。この2時間20分の濃厚なリスニングは二度と経験できないことだろう。CIMG0666A.JPG
 

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