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 今年もまた終戦記念日(敗戦記念日とは言わない)が近づくにつれてNHKが毎年の恒例といったように『兵士の証言』シリーズを放映する。
そして私はその番組をせっせと録画。けれど、今はこの番組を見ようとは思わない。否、思えない。正視出来ない。
『坂の上の雲』等であれほど日清日露の戦争を書いた司馬遼太郎氏が、なぜ昭和の戦争を書かないのかと聞かれて、『私には昭和の戦争は到底書けない。これほど酷く馬鹿馬鹿しい戦争はなかった。そして意味もなく命を散らした人々のことが、あなた書けますか。』と。
私も少年時代、『丸』とかいう戦記雑誌を愛読して、坂井三郎の撃墜王とか紫電改が如何に素晴らしかったとか、人間ロケット桜花、4発爆撃機開山それから仁科博士の原爆開発等、血湧き肉踊らした頃もあったけれど、年を食ってこの大戦の真実を知るにつれて、よくもここまで幼稚で浅はかな決戦に踏み切ったのか訳が分からなくなってからは、何故なんだという究明することさえも力が萎えて出来なくなっている。
ちらっと見た番組でかのインパール作戦に臨んで日本軍兵士が待たされたのはたった一週間分の弾薬と食糧だったという証言を聞いた。ほんとかよー。陸大恩賜の時計組の秀才参謀がいくら馬鹿だといってもこれはないだろう。本土決戦に用意された武器のほとんどが竹やり、斧、鎌だったって。
この時代の陸海軍が陥った神国日本主義への一本道まっしぐらの事情を、堺屋太一が著書『時代末』で明解に謎解きしてくれている。
流行作家のように現代を読み解く堺屋本も10年後に読んでみると以外に的を射ている。
とくに、昭和の日本、それも軍部が陥った錯覚と妄想については、実に納得の解説を書いておられる。

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