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3年ともなると経営学科の専門ゼミを選択しなければなりません。もちろん好き勝手にゼミを選べるわけにはいかない。ゼミ内容・研究方針などを参考に、なおかつ生徒間の評価。といっても融通が利くとか、厳しくないとかのレベルを参考に選択応募する。教授はゼミ定員の枠内で定員オーバーの場合、面接選考する。私が選んだ栗田真造教授ゼミはかなりシゴカレルとの評判でありました。栗田先生は一見謹言実直であり、実は中身も謹言実直が背広を着ているよう。卒業後結婚の仲人をお願いするほどの関係になろうとは想いもよらなかった。
種子賢婦人に完全コントロールされておられ、吾輩は一穴主義であるなどと公言する。実に純情可憐な(今振り返れば)先生でした。その先生が私の卒論審査ではかなり頭をひねったらしい。いったい何が言いたいのか。卒論面接をもう一方、加地教授の同席で受けたが、加地先生ももうひとつガテンがいかないような顔つきでした。
実はこれは無理もないことで、書きなぐって本人もさて何が言いたかったのか、卒論作成の途中で分からなくなっておりました。
曰く、営利追及自体が自己目的そのものとなった現代社会。化石化した社会を救う新しい経営原理というより社会倫理(エートス)として『価値合理性』をもってしなければならないとの主張。ここで言う「価値合理性」とは
例えばブランド物のモンブランの万年筆よりも、息子がお小遣いを貯めてプレゼントしてくれた極普通の万年筆の方が自分にとって値打ちがある、大事なんだとする価値観そのもの。各人がこぞって、同質・大量を良しとし、数を頼んだ多数決ですべての物事を片付けてゆく社会。多数決あるいはそう導かれて出した結論で果たして今までに正解であったものがありましたか。個々人が、それぞれの価値判断により、より良いと考えた上での判断を求めてゆく社会倫理を持つようにならないと、この社会の行き詰まりは解消されることがない。
何のことか分かりますか。これを書いたのが昭和40年11月リーグ戦終了から12月25日午後4時締切まで。
提出時、卒論の要約書を添付せよとの注意を見逃していて、その作成に大汗をかいてなんとか提出時間に滑り込んだ。
あれから20年後、著名な社会学者・堺屋太一が『知価革命』という著書を世に問うた。その時はまさに俺が言いたかったことをやっと言ってくれたと一人ガテンして悦に入っておりましたが、今この項を書く上で改めて読んでみるにチョイト違っているようです。
引用『ところで知価はそうではない。例えばあるデザインのネクタイが去年は流行で2万円でもよく売れた。それが今年は流行遅れになって今年は4千円でバーゲンセールに出ている。この現象を知価を失ったと考える。」・・・私の主張とどちらが納得がゆきますか。

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