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神戸の街に月刊KOBECCO神戸っ子が有るように、高知にも季刊高知があります。KOBECCOを見つけては、〈連載〉神戸異人館物語・夜明けのハンターをひろいだして読むのが愉しみ。ハンターは後に日立造船の魁となった大阪鉄工所を安治川に開いたことで有名で、ハンター夫人は日本の女性で、その方の縁続きの夫人から、ハンター夫妻の長男が龍太郎という名前だったが、もしかして坂本龍馬の龍を取ったんじゃないかと訊ねられたことがあり、神戸が開港が発展しだした時代の人でもあることから関心が深まった。ただ作者・三条杜夫さんが、KOBECCOのスタイルに合わせて、綺麗に書きすぎているんじゃないかと少し不満です。一方季刊高知にも気になるコラムが有って、このコラム一つの為に、季刊高知を取っているといっても過言じゃない。それほど、風聞異説④寅彦と龍馬の因縁を読んだ時、これは土佐人でなくては書けないとある種の感動を覚えた。それがキッカケでわざわざ購読を申し込んだ。最初の印象はやはり当たっていて、続刊に掲載された、「史上最強の金子直吉」「高潔の人士・小島佑馬」「海のサムライ島村速雄」と期待どうりのラインUPと内容が続いた。その今季29号掲載が表題の「弥太郎さんの品格」。その主旨は、同じ時期に前後して成功を収めた岩崎弥太郎と渋沢栄一の後世の評価が両極端に分かれたことの原因を、後藤象二郎と組んだ政商としてのし上った「会社ノ利益ハ全ク社長ノ一身二帰シ」とする弥太郎の姿勢と、栄一の「事業活動は常に道徳にかなったものでなければならず、不正に得た富を許さなかった」姿勢の違いに帰すると述べている。ただ歴史上の皮肉と言えようか、日本資本主義の父と言われる渋沢栄一が徳川慶喜の家来として仕えていたことまでの言及はない。また文中龍馬暗殺を取り上げて、津本陽氏の「僕は一番くさいのは、紀州藩の賠償金7万両を懐にしてしまった後藤象二郎と岩崎弥太郎だと思いますよ。」(「歴史に学ぶ」)を引用し、紀州藩が海援隊に支払う期日場所が暗殺前の十二月・京都であったこと。その真偽のほどはさておき、龍馬が‘運良く‘殺されたため弥太郎に大金が転がり込み、ここから三菱財閥の前身、「三菱商会」が生まれたことから、龍馬が死んで一番得したのは弥太郎だったと大胆推論している。さて真実は如何に。

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