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 最近、10年前の書籍を読むことが面白くなってきた。
フタバ図書は西二見のあのダイエー・ハイパーマートがその後、カルフールとなり、今はイオングループがメインでその中の、新刊及び中古書の買取販売を兼ねている大箱書店だ。
そのコーナーの一つが105円均一。ここには有名著者のハードカバーがズラリ並んでいて、それぞれの分野毎に分類整理されている。
何故か堺屋と大前研一ものが多くて、殆どが読まれた形跡もなく、サラッピンもいいとこ。
そんなことで10冊ばかり買い込んだ中の一冊が日垣隆「日本につける薬」。
この辛口アウトサイダー本は意外に面白くて一気に読んでしまった。
特に記憶に残ったのが1999年4月に書かれた「脳死と脳生」というエッセイだ。
脳死については2010.7.17の臓器移植法施行をもって、喧しく報道され、日本の医療ガラパゴスの一角が崩れた観がある。その一方、やはりあまりにも日本人と思われる美談仕立てで本人生前同意もない中、家族が臓器提供を脳死早々に申し出る事態も起こっている。
既に世界では臓器の違法・ヤミ売買が横行していて、最貧国の若者の臓器が資源化している惨状もある中、この日本で今後臓器ビジネスがどう展開されるのか心配。

そんな感想を持つ一方、このエッセイが取り上げる脳生ということがきに掛かった。
脳生とは、脳死の真逆で、この状態はALS(筋委縮性側索硬化症)という超難病に見られる状態で、首から下は脳死患者と全く同じ。だが意識も思考も感覚も発病以前と同じで聡明で有り続ける。
人工呼吸器の発達で延命が可能となり、パソコンによるまぶたや肛門を使っての意志伝達も可能となった
其れが1980年代半ばで、脳が生きている限り、五体不満足でも十分なコミュニケーションが図れるまでになったいる。
この事を突き詰めれば、自己とは何ぞや、人間にとって脳とは何ぞやの厳しい命題を解くカギが有るような予感もするんだが。


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