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 昭和15年 海軍に第一委員会なるものが設置された。
これこそが、国家総力戦準備の中枢だ。その委員会がまず冒頭に挙げた原則が「ABCD列国が石油の輸出を禁止した場合すなわち開戦とする」というものだった。
まさに戦争ありきでの組織内委員会が、開戦以外の選択肢を持てるはずがない。
軍備増強に次ぐ増強で、予算もバンバン付いてくるとなれば、否でも戦争は出来ませんとは言えなくなった。
この海軍400時間の最初に課題となったのが、この第一委員会の検証だった。
果たして、十分な調査と冷静な判断が為されたのかどうか。
その当時の参謀連中が口をそろえて、米国と日本の国力の比較を真剣にやった覚えがないという。
米国在住で日本人で初めてエール大学の教授となった朝河貫一博士(歴史学・唯一の邦語著書「日本の禍機」)が米国との戦争の無謀さの警鐘をいくら鳴らしても、まったく耳を貸さない。
一部幹部にはこの戦争の馬鹿馬鹿しさを分かっていた節があるが、御身可愛さから発言に及ばない。
かくしてあれよあれよといううちに対米開戦必死が共通意識となっていた。
そんなころ、まさに開戦4ヶ月まえ、軍令部総長・永野修身が天皇陛下に開戦を進言した。
ことは一気に運び、12月8日新高山登れの攻撃電が発せられた。真珠湾攻撃開始である。
この総長進言の基となったのが、第一委員会が出した結論を受けてのことだった。
本当に世界を相手に戦がやれるかどうか、徹底的に検討することもなく、亡国の選択に流されてしまった。
これと同じことが、今の時代にも起きてはいませんか。
小泉の郵政改革に踊らされて、一斉に雪崩をうって自民圧勝にぶれたかと思うと、今回2009では、政権交替
が錦の御旗となって、日本全国を覆い尽くす。
活力も人材も失った世襲自民がかくなったのも、馬鹿でもちょんでも血筋を引いていれば代議士になれるという究極の亡国装置に絡めとられたため。
ところが、いまだ往生際悪く、麻生のジタバタ。それを止めようとする人物もいない。
大政奉還に及んだ慶喜が立派に見えてくる。といっても、慶喜さんも一旦返しても、すぐまた戻ってくるとあてこんでいた節も見え隠れする。
大久保・西郷を頼んで何時おれは将軍に成れるのかと、待ち焦がれた島津が、だまされたと知って、はらいせに錦江湾で大花火を揚げて悔しがったのも、こうなれば立派に見えてくる。
この2009選挙、結果は30日夜半判明するが、またまたこの日本がとんでもない方向に梶を切っちゃうような気がします。
民主の約束がすぐに実行される筈がなかろうし、民主に成ったら成ったで、翌日からバッシングが始まるいつものことだ。
そして戦い終わって日が暮れて、懲りない日本人は自分が仕出かした事の真実を振り返ることもない。

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