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ところで土佐にはさすがの酒仙・桂月先生も裸足でにげだすような、酒豪と逸話が民話にも残っているような土地柄。酒王・土佐鶴のテレビコマーシャルに山内家19代豊功(とよこと)氏が酒を酌み交わす場面で、盃がまるで手の一部でもあるような、華麗・優雅な盃捌きを見かける度に、「鯨海酔候」・容堂公のご一統の名を今に継いでおられることよと感嘆させられる。そんな土佐の盃ごとを、遠い秋田からやってこられて、苦心惨憺夜毎の酒修行に鍛えられた高知大学理学部教授・町田義彦先生が浦戸湾文庫に実に軽妙洒脱に語っておられるので、一部紹介いたします。・・・教授お許の程お願いします。

土佐の穴あき文化

学生時代には無縁だった料亭に、付き合いでときには顔を出さねばならない。最初から自爆覚悟だが、まあ、下戸は腰が抜ける。返杯、返杯、返杯の繰り返しだ。返さないと目の前から立ち去らない。敵の眼を欺いては抜け出し、水を飲んで冷気に当たらないと死んでしまう。・・(中略)・・しかも酒席で出てくる盃は最初からコロリと転がったまま。それもそのはず、底が尖っている。座るはずがない。おまけに穴が開いている盃もある。おんちゃんらあは慌てて穴を指で塞ぎ、「あつつっ」と言いながらぐっと飲み干す。そうしないと料亭用の一張羅が酒浸しだ。

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このあと、おかめ・ひょっとこの盃を用いての「べろべろの神様」の面白おかしい説明が続くわけですが、最後に、酒を入れる容器にわざわざ穴を開けたり、立たない盃をやりとりする文化は、世界中で土佐だけかもしれない、まあ、いいか。人それぞれに、精一杯楽しめばいいんだ。としめくくっておられる。

 

 

 

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