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『中土佐町の黒潮本陣は評判にたがわぬ風格と設備で、まるで 土佐戦国七雄の頃の海城の趣きがあります。
その紋からして星三つの下の一の字を飛び魚の泳ぐ様にデザインして秀逸。これは明らかに津野氏の家紋を拝借したものにかわらん。
広々と海を見晴らす露天風呂は源泉かけ流しとかで、海底からの湧出のためか、随分としょっぱいお湯の味がします。
さて、土佐の海幸満載のお料理を頂きながら、肝心の親父の子供のころの話を叔母から聞くことに。
九人兄妹の末の2人となれば、八十五歳の婆さんの口から出てくるのは、三歳違いの親父にヤラレタ話ばかり。
終いには「清志ちゃん、死ね」とまで思っていたと言い出す始末。
まっことキズは深いねや。
たしか親父たちの祖父の代までは、新庄の在所から須崎の町へ出るのに、他人の土地を踏むことなく行けた程の豪農で、競馬馬の2・3頭も飼っていた、たいそうな身代を、私達の祖父はあれや・これやのアイデア・思いつきにまかせて「やり狂って」とうとう莫大な財産を使い果たしたそうな。
親父の尋常小学生の頃には正に赤貧洗うが如しのあり様となった。
たとえば、新庄川に有料丸太橋を架けたところ、たちまち洪水に見舞われてパーになったことがあったとさ。
時あたかも日露戦争真っ最中、国有林の払い下げに応じて山の伐採権を取った所までは良かったが、人手不足でろくに切り出しも出来ずに大損をこいたとか。
弟と玄界灘へ漁船を構えて漁に出たところ、大変な時化に遭遇、命からがら逃げ帰ったとか。
挙句に、中学出のインテリゆえ代書屋を始めたところが、代書が行きすぎて、ながらく未決に放り込まれたとか。・・・失敗談を数える暇もない。なにやら私の事を言われているようで、きっと私は「祖父の血を受け継いだに変わらん。」と苦笑い。
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