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確か、昭和58年6月初旬、事務の楠田さんが、マスター(親父のこと)どこか具合が悪いのではと聞いてきた。
寝耳に水の感じで、どうしてそう思うのかと問うてみると、親父の姉(高知で産婆をしている)に電話をしているのを聞くとはなしに聞いてみると、水や食物が飲み込みにくくて困っているとの相談をしていたと言う。
弘子にも食事の様子を検めて聞いてみるに、時々、食道にものがつまるのか、じっと下を向いて辛抱していることがあると言う。これは大変と伯母に電話をしてみると、どうやら嚥下障害をおこしているのに間違いない。
なにを辛抱しているのと、叱り飛ばして松浦内科に連れて行ったのが6月27日。ただちに28日田路放射線科でレントゲン撮影した結果が立派な胃がんとの見立て。同日松浦内科よりがんセンターへ紹介状を書いてもらい、30日啓三が付き添ってがんセンターへ行き入江病院長の診察をうけた。
7月1日、胃カメラ。外科へ直ちに回され後藤副院長診察。大至急手術との診断が出た。
かなり深刻な嚥下障害を起こしていることから、食道癌か胃の上部にできたがんが胃の入り口を狭めての嚥下障害が考えられる。それにしても、すでに手遅れなのは間違いない。
以前、10年も前に、ライオンズの健康診断で、佐久川医師によるレントゲン診断があって、その際、胃のあたりが怪しいとなって、精密検査の必要を迫られた時、知り合いの永田医師に頼んだ再検査で、心配なかろうと安請け合いされて、それ以上の検査をせずに放置していた経緯がある。
この佐久川医師はレントゲン写真を見る達人で、この時、もっと突き詰めた、専門医による診察をうけるべきだった。その佐久川医師も親父より早くに、同じく胃がんで亡くなった。
ことは重大であります。なにしろ親子二人三脚で進めてきた商売の相方が倒れるとなると。それも信用の基の親父の身に何かあれば、すべてが崩壊するのは時間の問題である。
そのことは親父も鋭く感じていたらしく、入院する日から何をするかと思うと、それまで一手に引き受けていた経理処理のための手引きを懸命に書き出した。題して経理処理解説「BIBLE」とあった。
img205A.JPG

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